7月19日に全国東宝系でロードショーされる宮崎駿監督の新作アニメ『崖の上のポニョ』の声の出演陣が公表された。また、声優陣が明らかになると同時に、物語に登場する主要キャラクターも発表された。
主要キャラクターとその役柄が発表されたことで、これまでベールにつつまれていた『崖の上のポニョ』の物語の一部も明らかになった。『崖の上のポニョ』は、崖の上の一軒家に住むゆったりとまっすぐな5歳の男の子の宗介とその宗介に出会った人間になりたいと願うさかなのポニョの話。
この宗介の母でデイケアセンターの職員リサには、テキパキとした役柄にぴったりの女優山口智子さんが演じる。山口さんは「夢と希望にあふれた、壮大なスケールの宮崎駿さんの作品が大好きです。作品にかかわらせていただける幸せを、リサのポジティブパワーに転換させてゆきたいです。」と映画へ意気込みを語った。
また、宗介の父でリサの夫・耕一は、長嶋一茂さん。長嶋さんは「宮崎さんの作品に参加できるのはとても光栄だと思う反面、アフレコの経験がなく、不安もありますが、楽しみにしています。」と話す。長嶋さんは内航貨物船の船長で、家を不在にすることが多いという役どころだ。
海なる母でポニョの母グランマンマーレには天海祐希さん、ポニョの父で海中でウバザメ号を操るフジモトは所ジョージさんだ。
天海さんは「どの作品もやさしい愛が物語を包んでいる、そんなジブリ作品は自分自身好んでみる映画ですので、参加できて、とてもうれしいです。」と、所さんは「オファーをいただいたので、これは出ておかねば、と。これが全てです。(笑)久しぶりの仕事の手ごたえです。行き当たりばったりのようなところがフジモトと似ているかもしれません。」とこちらもポニョへの参加に大乗り気。
さらにデイケアセンター「ひまわりの家」に登場する老人たちには、吉行和子さん、奈良岡朋子さんといったベテラン女優が登場。ポニョと宗介には、まだ若い奈良柚莉愛さんと土井洋輝さんと幅広い声優参加となる。
宮崎アニメはこれまでも、従来の声優にこだわらない幅広い中から起用をすることで注目を浴びてきた。今回もそれぞれ個性溢れる俳優陣の登場に、物語が大きく盛り上がりそうだ。
登場キャラクターと声優陣が決定したことで、公開まで残り2ヶ月を切った『崖の上のポニョ』への期待感は益々盛り上がりそうだ。
今回公表されたメインキャストと登場キャラクターの写真は、6月14日から劇場のチラシで公開される。こちらも要チェックである。
リサ(宗介の母): 山口智子
耕一(宗介の父): 長嶋一茂
グランマンマーレ(ポニョの母): 天海祐希
フジモト(ポニョの父): 所ジョージ
ポニョ: 奈良柚莉愛
宗介: 土井洋輝
トキ: 吉行和子
ヨシエ: 奈良岡朋子
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『崖の上のポニョ』公式サイト
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