
ものがたり不仲な両親の間で育ったミヨリ(蒼井優)(11歳)。
そのせいか空想癖があり、いつも心を閉ざして他人との関係をずっと否定してきた意地っ張りな少女だった。
母(吉崎典子)は男をつくって家を出て行き、ミヨリを一人で育てることに不安を感じた父(伊藤利尋)は、ミヨリを祖母(市原悦子)の住む田舎に預ける。
祖母の家に着いた早々にミヨリは近くの森に散歩に出かける。
ミヨリは何もない森の中で強い孤独を感じていた。
しかしその森で数々の不思議な出来事に遭遇する。
雷で折れたはずの桜の木が花をつけていたり、いるはずのないトラが現れたり・・・それはいつもの自分の空想ではなかったのだ。
やがて森の精霊たちがミヨリの前に姿を現しだす。
森の番人ボクリコ(高島彩)、カノコ(天野ひろゆき・キャイ〜ン)、ワシラシ(松尾翠)、そして一本桜の精(元ちとせ)などなど。
精霊たちの姿は人間ではミヨリにしか見えず、しかもミヨリに森を守って欲しいと頼むのだった。
それはミヨリにとって何もない田舎のはずが不思議で驚きの毎日の始まりだったのだ。
ミヨリは祖父母との暮らしや岡子先生(佐々木恭子)のいる新しい学校での生活、森の精霊たちと接することで少しずつ心を開いていく。
そしてこの森が自分を癒してくれている事に気付き、そして考え始める。両親、友達、自分自身、そしてこの"森"のことをー
しかしこの森は近い将来、ダムの底に沈む運命にあった。
その事を知ったミヨリは友達や森の精霊たちとダム建設計画を阻止しようとある行動に出るのだった・・・。
事前情報無しで興味本位で鑑賞していたのですが、意外と面白かったですね。
とりあえず白くなったクロがツボww
も一回脅かしたら黒くなるんじゃね?ww
絵的には良さ気な絵でしたが、精霊達のデザインはもう少しなんとかならなかったのでしょうか?(・ω・`;)
CGも上手く使ってましたね。
気にならない程度だったので、それも好ポイント。
それに背景は文句なし!の美しさですね。
ジブリ作品を彷彿とさせる美術がステキで、『ああ、ジブリ作品と混ぜて、色々楽しげなMADが作れそう』とか良からぬ邪念が頭を過ぎりマシタww(ダメ人間)
声優陣は…何故フジ社員ばかり起用したのかが謎。
経費削減??
おばあちゃんは文句なし。
というか、市原悦子が喋るとまんが日本昔ばなしみたいな錯覚がww
話はジブリ作品初期(トトロからぽんぽこ位)みたいなイメージですね。
ミヨリが田舎に馴染むまで1時間掛かったけど(笑)
最初にミヨリはみていてイラッとくる位の都会っ子でしたが、それが徐々に馴染んでいく姿を共感出来るのがこのアニメの楽しみの一つでしたね。
馴染むっ馴染むぞっっ!!ジョj(ry
自然の良さが絵から素直に伝わってきましたよね。
最初は根底に自然へのアンチテーゼとかが流れてて、小難しいオチかな?と思いきや、素直なエンディングでした。
これだけストレートな話は今のジブリ作品に見られない素直さであり、そんな、どストレートを突いてきたこの作品は総じて好評価なのではないかと思います。
ちょっと続編とか期待してみたりww
(ないだろなぁ…)
ハイクオリティ!って訳ではありませんでしたが、久々に良質の作品であったと思います。
皆様はいかがでしたか???(^-^)
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