週刊誌「少年ジャンプ」に連載された宮下あきら氏の漫画「魁(さきがけ)!男塾」が実写映画化されることが6日、分かった。
1980年代に連載され、単行本は2600万部を売り上げた漫画で、激しいアクションが満載で実写化不可能と言われていた。
世界で評価を受けるアクション俳優・坂口拓(32)が主役の剣桃太郎役とともに初めて脚本、監督を手掛ける。
08年早春に公開を予定している。
戦前の軍国精神をそのまま武士道精神を継承し、全国の不良たちが集まる私塾・男塾を舞台にした硬派な展開は、少年ジャンプを代表する作品でありながら、アニメ化はされたものの、ありえない破天荒のアクションシーンの連続から実写化は不可能とされていた。
脚本、監督、主演の「桃」こと剣桃太郎役と3役に挑戦する坂口は少林寺拳法、ボクシング、総合格闘技など様々な格闘技に精通するアクション俳優。
1秒に3発のパンチを打てる伝説を持ち、映画「デス・トランス」(06年)やドラマ「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズではアクション監督を務めた。
坂口監督は「熱い思いがつまった、世界に通用する本物のアクションエンターテインメントを作りたい。現場は男塾さながらの熱い現場になりました。命懸けのアクションやスタントも満載です」と話している。
映画では桃太郎率いる男塾に対し、元塾生の伊達臣人(榊英雄)が率いる関東豪学連が霊峰富士大権ケ原で全面対決する場面が中心だ。
桃太郎の盟友・富樫源次役は照英(33)。
「16歳の学生役には抵抗があったのに、学ランを着たらどっぷり富樫になっていました」とノリノリ。
原作者の宮下あきら氏も「漫画家冥利(みょうり)に尽きますね。最初はどうやって撮るのかなと思いましたが、きめ細やかな配慮で原作を大切にされています」と期待している。
クランクインは4月。アクションシーンはCGなど一切使わずにすべてホンモノ。08年早春の公開を予定している。
◆世界公開も 「魁!男塾」の映画化は海外でも反響を呼びそうだ。
坂口が主演した映画「VERSUS」は全米でDVDが30万枚を記録。
さらに今回の映画化決定後、イタリア、ドイツからも共同出資のオファーがあり、実現はしなかったものの、関心は高い。
原作コミックは台湾、香港、韓国、タイでも読まれており、世界公開の可能性も高まる。8日発売の「スーパージャンプ」で映画化の詳細が明らかにされる。
男塾といえばジャンプの黄金期を支えた柱の一つであり、何かと話題を呼んだ作品ですね。
当時アニメ化もされ、あのバイオレンスな表現が子供向けではないとPTAから放送中止を求められたという痛い過去も持っていたりと何かと話題をy(ry
最終回の端折りっぷりはドラゴンクエスト・勇者アベル伝説前期シリーズといい勝負が出来る位のレジェンドです。
何はともあれ、実写がどこまで原作を再現出来るか楽しみですね。
民明書房もそのうち設立されるかも?
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