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貴方はマンガで泣いた事がありますか?
そんな本を持っていますか?
そして、他人の為に涙を流せます?
今回紹介するコミックは『うしおととら
【STORY】
どこにでもいる中学生の少年、蒼月 潮はお寺の息子で、ある日土蔵の整理を父親から言い渡された潮は、土蔵の床に地下室を見つける。
興味本位で入ってみると、その中には槍に縫い付けられた化け物が封印されていた。
『…この槍を抜きな、ボウズ』
潮は怖くなり地下室を後にするが、地下室に蓄積されていた怪物の妖気が別の怪物を呼び寄せ、家に来ていた友人を襲い始める。
対処法の解らない潮は化け物に助けを求める。
怪物は『怪物をやっつける』という約束で、槍を引き抜いてもらい、少年をだまし討ちする算段だったのだが、誤算があった。
その槍は『獣の槍』
二千年前に中国で作られた破魔の槍で、その槍を手にした者は槍と一体化し、凄まじい力と経験を身に付ける変わりに、獣と化して行く。
その槍が少年の手にある限り、迂闊に手を出せなくなったのだ。
槍の怖さの余りに化け物は約束を果たした。
そして、その日から少年と『とら』と名付けられた化け物の奇妙な関係が始まった。
自分は最初、読む本が無くて古本屋でたまたま手に取った一冊だったんです。
絵も癖が強いし、正直『暇つぶし』の一冊でした。
だけど、読み終えた時に即2巻を(定価で)買う決心をつけました。
(続きが気になるというのは、良い漫画が持つ独特のパワ−ですよね)
一冊・また一冊と読み終える度にグイグイ引き込まれて行く自分をハッキリ感じたんです。
この話は、単なる勧善懲悪ものではなく、主人公潮ととらの長きに渡る運命や成長を描いた話です。
うしおは
『とらを野放しに出来ない』
『死んだと思っていた母さんに逢いたい』
『誰かの涙を止めてやりたい』
とらは
『わしはわし以外が気に入らねぇ』
『うしおはわしが食うんだ。よその化け物に横取りされたくねぇ』
『うしおといると退屈しねぇ』そんな理由で二人は旅を続けます。
しかし、次第に互いに欠かせない関係になっていきます。
登場する人物や化け物もしっかりキャラが出来ているので、エピソ−ドの一つ一つが深いんですよ。
特に潮というキャラにはすごく惹かれます。
時には皆で笑い、時には他人や化け物の為に涙を流し、人や化け物から信頼されていく真っ直ぐな潮にすごく好感が持てるのです。
やがて、長きに渡る運命や大きな敵と対峙していくのですが、感情移入しすぎて何度も泣けます。
世界の運命を背負って戦う、二人で一匹の最強の化け物『うしおととら
作者の藤田先生がまさしく『魂を削って』かいておられる、そんな魂の一作です!
アニメ化もされ、大人気をい博したこの作品、アナタも是非読んで見ませんか?
余談ですが、自分の回りには『うしとらは何回読んでも泣ける』『生きる力をくれる』『このマンガは絶対に一生売らないで読み返す』という人が多いです(^−^)
Amazon.com『うしおととら』



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藤田先生コメント(WEBサンデー内)
タグ:うしおととら