
■STORY
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人・織部悠。
ナポリ中の'究めし職人"(サルト・フィニート)から’ミケランジェロ”と賞賛された伝説の仕立て屋が、唯一認めた弟子である。
彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。
この作者・大河原遁は私は好きな作家の一人で、ジャンプで『Lonely Army 』や『かおす寒鰤屋』を連載していた方です。
残念ながら、当時は華々しい活躍ではなかったものの、私の心の琴線に触れた作品を生み出す作家さんです。
(Lonely Armyのヒロインがなかなか良いキャラだったんですよww)
で、大河原氏のこの作品ですが、これが良く下調べしていて面白い!!
服飾に興味がない読者をすんなりと仕立ての物語に引き込む話作りは見事としか言い様がないです。
以前『アイシールド21』の紹介の中で私は『スポーツ物等の競技物がテーマの漫画の絶対最低条件は、ルールを知らなくても分かりやすい・その競技の魅力を感じさせる(スポーツしたくなる)事』と書きましたが、この作品も(ジャンルは違いますが)見事な作品だと断言出来ます。
作風や絵が少々古いスタイルなものの、キャラは魅力的で個性的。
話は下調べを綿密にしているのか、服飾に留まらず小ネタや地元の習慣や食文化にまで色々と見せています。
そして、主人公ユウの神業で仕立てられた服は、持ち主の人生を変える。
某・天の道を行き総てを司るあのお方は『おばあちゃんが言っていた…本当に美味しい料理は、食べた者の人生まで変える』と言い切りましたが、これは正にその服飾版ですね!
現在好評連載中で、ますます目が離せないこの作品、皆さんも是非お読みになって下さい!!
amazon『王様の仕立て屋』(本)





