


私のイチオシの特撮といえば、これです!
昨今のライダーシリーズはクオリティが高いのですが、今回も色々な型破りが面白いです!
■STORY
1999年10月19日、突如地球に飛来し日本・渋谷に落下直撃した巨大隕石 ― 通称・渋谷隕石 ― によって周囲地域は壊滅。
隕石は人的にも多数の被害を与え、7年後の現在でも渋谷は復興されることもなく封鎖されている。
だが、これらの災厄は終わった訳ではなく、すべての始まりにすぎなかった。
隕石落下直後より地球人類に擬態し街中を白昼堂々と活動、次々と人を殺しつつ繁殖する正体不明の宇宙生命体が人々に恐怖をもたらしていた。
「ワーム」と呼ばれるその生物を滅ぼすため、人類は秘密組織「ZECT」を結成。
しかしワームのもつ、目にも留まらぬ高速移動能力「クロックアップ」の前に、ZECTは敗北を重ねる。
もはや最後の希望は、完成間もない武装システム「マスクドライダーシステム」のみであった。これを装備し、使いこなせる者が現れれば、ZECTはワームに対抗しうる力を手に入れられるのだ。
そんなある日、ZECTの見習い隊員・加賀美新は、自らを「天の道を往き、総てを司る男」とうそぶく妙な男と出会う。
その男の名は、天道総司。
傲岸不遜なその態度に、加賀美は呆れ、困惑する。
またもワームが出没し、追い詰められていくZECT隊員たち。
苦戦する仲間を見て、加賀美は自らがライダーになって戦うことを決意する。
しかし、天から飛来したマスクドライダーシステムのコア ― カブトゼクター ― は加賀美ではなく、忽然と現れた天道総司の手中に納まった!
子供の頃から持っていたという奇妙な形のベルトにカブトゼクターをセットした天道は、見る間にカブトムシを思わせるフォルムの装甲服に身を包み、難なくワームを倒す。
ここに「仮面ライダーカブト」が誕生した。
だが、秘密組織たるZECTは一民間人に過ぎず、しかも協力の意思を見せない天道はカブト装着者の資格なしと判断、次々と誕生する新ライダー達にカブト抹殺を依頼する…。
果たしてカブト ― 天道 ― は、たった一人で全てを護りきる事ができるのか?
そして、次第に明らかになっていく世界の真実とは?
話はこんな感じなんですが、開発されたライダーシステムのベルトを何故か天道は幼い頃から所有していたり、ヒロインの日下部ひよりはカブトを『両親の敵』と考えていたり…と色々な謎がを孕んだまま話が展開して行きます。
その謎が徐々に明らかになる度にカブトの世界へグイグイと引き込まれて行きます!!
何よりカブトは、従来のライダーシリーズとは大きく型を外れた点も色々でかなり楽しいです。
例えば、今までの主人公ライダーは素直で、正義感溢れる像が強かったのに対し、天上天下唯我独尊を誇示するかの様に孤独で、態度が大きくて、それでいて強い!
それだけではなく、クールな中に優しさや熱さも秘めている点は見ていて惹かれます(^−^)
主人公以外にもライダー資格者は個性的で型破り(というかかなり実験的)なキャラクターばかりで、むしろかなり突っ込み入れられ放題なキャラばかりですw
完全調和(パーフェクト・ハーモニー)を歌い、精鋭シャドウを率いるザビーの資格者・矢車想。
メイクアップアーティストで瞬時にメイクを施す『アルティメット・メイクアップ』を得意(寧ろ必殺技)とする風間大介。
『神に代わって剣を振るう男』と天道と対峙する貴族・神代剣。
もぉ、これだけいたら、そら話も脱線しまくる訳でww
そして久しぶりに復活したライダーキック!
従来の飛び蹴りではなく、背後から襲い来る敵を上段回し蹴り!!!
これがクールでカッコいい!!
単なる特撮に留まらず、天道が料理を得意とするので作品中でも料理に纏わるエピソードが多数盛り込まれているのも見逃せない点(公式サイトにはレシピも存在する)
事ある毎に天道が用いる『天道(おばあちゃん)語録』!
『おばあちゃんは言っていた…』から連なる言葉は時に難解で、時に優しく、そして熱いです!(どれだけ熱いおばあちゃんだったんだか…)
『俺が望みさえすれば、運命は絶えず俺に味方する!』
『全ての女性は等しく美しい』
等、名言が連発し凄く盛り上がります(≧▽≦)
放送も完結を向かえ(仮面ライダーシリーズの独特の疑問点不解消もありますが)昨今のシリーズに無かった爽快感ある『らしい終わり方』でした(^-^)
とりあえず買ってでも見る価値がある、と私は思いますので、名作カテゴリへ入れました。
『考えるな、感じるんだ』と残した偉大な格闘家がいましたが、この作品も正しくそんな作品ではないかと。
熱さを魂で感じ取りながらご覧になって下さい!!
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