ガンダムシリーズの最新作『機動戦士ガンダムOO』が、米国のSCI FIチャンネルで放映をされることが決定した。米国で日本アニメ事業を行うバンダイエンタテイメント(Bandai Entertainment)が発表した。
放映は11月から、SCI FIチャンネルが月曜日夜に設けている日本アニメの放映枠「アニ・マンデー:Ani-Monday」で行われる。『ガンダムOO』の第1シーズンを、1度に2話ずつ13週にわたり放映する。
アニ・マンデーは夜11時から2時間の枠となっており、米国のメディアグループ スターズ・メディア(Starz Media)がプログラムを提供している。
北米で『機動戦士ガンダムOO』のライセンスを持つバンダイエンタテイメントが、スターズ・メディアにテレビ放映権をサブライセンスし、それをさらにSCI FIチャンネルで放映をするかたちとなる。
「ガンダム」シリーズは、米国ではこれまでも『機動戦士ガンダム』、『Gガンダム』、『ガンダムW』、『ガンダム SEED』といった作品が度々放映をされてきた。そのほとんどはカートゥーンネットワークのアダルトスイム枠での放映であった。
今回、『ガンダムOO』の放映にSCI FIチャンネルが選ばれたのは、近年のカートゥーンネットワークの方針の変化も影響しているとみられる。カートゥーンネットワークは、自局が製作するアニメーションによりよい放映時間を割当、条件の良い時間で放映出来る日本アニメが減っている。このため同局の放映枠を巡る日本アニメ同士の競争が増している。
一方で、SCI FIチャンネルは若者に人気の高いアニメを積極的に放映することで、若い世代にチャンネルの魅力をアピールする方針を取っている。近年日本アニメの放映枠は拡大傾向にある。
特に『ガンダムOO』が、若い男性に受けるロボットアクションということも、同局のプログラムと一致したものと思われる。
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